- そえ
- I
そえ馬の向こうずね(管骨)にできる骨膜炎の通称。 管骨骨膜炎。 若馬に多発する。IIそえ【候】〔動詞「そう(候)」の命令形「そうえ(さうへ)」の転〕「お…そへ」の形で, 「お…なさい」の意を表す。
「閻魔王, もそつとおせめ~/狂言・朝比奈(虎寛本)」「所詮うたはせぬ調儀が有る。 お直り~/狂言・二千石(虎寛本)」
→ そう(候)IIIそえ【添え・副え】(1)主となる物にそえること。 そえたもの。 おまけ。「さまざまの芸を~にして薬を売に同じう/浮世草子・禁短気」
(2)人に従う人。 補佐する人。「~になつて力を仮してはくれまいか/五重塔(露伴)」
(3)生け花で, 中心となる枝を助ける働きをする枝。 《副》(4)ごはんのおかず。(5)かもじ。 添え髪。IVそえ【酘・添(え)】清酒の醸造で, もろみをつくるために酒母に加える蒸し米・麹(コウジ)・水など。 また, それらを加えること。
Japanese explanatory dictionaries. 2013.